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工房だより


6月29日(水) 更新を10日以上休んでしまいました。その間ずーっといちごの吊りランプを制作していました。左の画像はカット済みの花びら。私はカットした型紙をガラスに貼り付けて、その形通りにガラスカットする方法をとっていますが、白いガラスの横にある少し黄色がかったものが、はがした型紙です。上部に写っている油性ペンを油性ペンと比較しても、その細かさがわかっていただけるかと思います。直径1cmもありません。これでまだようやく11台のランプの半分くらいです。
右はいよいよ完成して配線を待つランプ11台です。今日ようやく発送までこぎつけてホッとしていますが、ここ三日間の合計睡眠時間が4.5時間という過酷な作業となってしまいました…。なにせ急ぎのご注文だったのでやむを得なかったのですが、教室や既にチケットを購入していたバレエ公演もあって、時間のマネジメントが大変でした。部屋を片付ける暇もなく、布団を敷くスペースすら儘ならぬ状態だったので、少し掃除をしなければなりません…。
今回このランプを制作していて、つくづく値段改定の必要を感じました。いちごの吊りランプは、バックの白いガラスを花実や葉の形にあわせて複雑な曲線にカットせねばならなかったり、細かい花びらのカットがあったりと、とにかくガラスカットが大変なのです。100ピース近くあるので、ガラスに銅テープを巻くのにも時間がかかります。できるだけ価格を抑えて多くの方に楽しんでいただけたらと思っているのですが、今回制作しながら「私の時給って…」と思ってしまいました。高価なガラスを多く使用しているので材料費も他の作品よりも高めですし、材質・作業時間に見合った見直しをする必要があるようです。
6月17日(金) いちごの吊りランプは5台分のガラスカットが終わりました。約500ピースくらいカット・研磨したことになります。ほぼ終日座り放しなので、今まで録り貯めていたビデオを観ながら作業しています。一昨日は「ラブ・アクチュアリー」、昨日は「初恋の来た道」を見ました。いずれも悪い人が一人も出てこない、後味の良い映画で楽しめました。「ラブ・アクチュアリー」は私のような「イギリスかぶれ」にはたまらない作品でした。またイギリス行きたいです!!「初恋の来た道」は上映していた頃日本にいなかったので、ブーム(?)に乗れなくて残念な思いをしたものです。チャン・ツィイーのかわいさには思わず作業の手を止めてしまいました。人気が出たのが頷けます。古い作業場にはビデオデッキがなかったのでもっぱらラジオを聴いたりしていたのですが、今回引越しを機会に小さいテレビデオを買ったので、山のような未見ビデオを少しずつやっつけていこうと思います。もう何が録画されているのか全くわからないので、「何が出るかな〜♪」とちょっと楽しみです。
6月15日(水) いちごの吊りランプUを11台制作するご注文を正式にいただきました。ここ数日ずっとガラスカットをしています。この吊りランプはいちごの花びらとして計40個の小さなピースをカットしなければなりません。またカーブが多いため、カットやその後のルーターという機会によるガラスの研磨にとても時間がかかります。今日は雨が降っていますが、雨降りの日はルーターの騒音が少しだけまぎれるので、がんばって作業を進めます。
そんな大忙しの中ですが、昨晩はミュージカルWe Will Rock Youを観てきました。一昨年の夏にロンドンで観て大興奮し、昨年末にも再度観てきたものです。初めて観たときは興奮の後に「どうかロンドンキャストの引越し公演が来る前に、四季が上演権を買っちゃったりしませんように!!」と強く祈りました。マンマミーア!の二の舞は勘弁して欲しい、日本語に訳されたWe Will Rock YouやBohemian Rhapsodyなんて聴きたくない!!と思ったので。幸い最悪の事態は避けられ、オーストラリアのキャストによる公演が実現されました。元のロンドン版はかなり内輪受けなネタが多かったので、オーストラリア版に更に日本テイストを加えた今回の公演は細かなギャグが大分手直しされていて、わかりやすくなっていました。字幕はあまり上手ではなくて惜しい部分が多かったのですが(外国語のギャグを訳すのは大変だとは思いますが…)、それでも字幕のおかげで「あー、そういうことだったの」と納得できることもあったので助かりました。
ところで、数年前にキムタクのドラマでBorn To Love Youが使われたのは、やはり今回の公演のプロモだったのでしょうか?当時既にロンドン公演は始まっていたし、それまでクィーンは洋楽好きには常識でも、ここまでの幅広い人気はなかったですしね。むむむ、恐るべしキムタクパワー。
登場人物の名前の一つのクリフ・リチャードは昔々のポップアイドルで、今でも当時のお嬢様方には大変な人気を誇る歌手です。一応サーの称号をもらっています。女王もファン?? でもファン以外には正直ちょっと寒い存在で、ゆえに芝居中の「He is indestructible」というセリフは、本当は「クリフ・リチャードは不滅だ」ではなく「滅多なことじゃくたばらねえ」というニュアンスなのだと思います。実際、ロンドン公演では最もバカ受けする場面の一つでした。でも「不滅だ」でも受けていたのでこれはこれでいいとして、他の場面で「My precious」を「宝物」と訳していたのは「違う〜」と思いました。このセリフは「ロード・オブ・ザ・リング」から来ているのだから「愛しいシト」と訳すべきでしょう。おかげでほんの一部の気づいた人しか笑っていなくて残念でした。でももう「ロード…」も人々の記憶から遠ざかりつつあるし、そもそもWe Will Rock Youの内容自体にマトリックスのおバカなパロディが入っている事とか、だんだんネタが古くなってきているなあと思ってしまいました。こういう時代性を取り入れた作品は、やはり上演する国や時代の風俗を取り入れながら変えていかないといけないのでしょうね。

6月11日(土) ついに東京も入梅です。昨日は朝から降り始めた雨がずーっと降っていました。5月中あまり気温が上がらなかったため、植物の育ちが思わしくないまま雨降りの日々に入ってしまったのが心配です。東側のベランダにはゴーヤー、南側の窓辺には朝顔と夕顔を植えて、「緑のカーテン」作りを企んでいるのに、特にゴーヤーは三つの苗のうちの一つがようやくネットに絡まりはじめたところで、本当にカーテン状になってくれるか心許ない思います。
来週始めに、ランプを11台制作するご注文がいただけそうです。まだ正式なご用命はないのですが、ご用命いただいた場合の納期が今月末なため、すでに今からガラスカットを始めています。定番商品なので、万が一ご用命にいたらなかったとしても無駄にはなりませんので。そうはいっても久しぶりの大きなお仕事なので、祈る気持ちでお客様からのご連絡を待っています…。
6月5日(日) ご注文を受けて制作していたあじさいの壁掛けランプです。きれいな青紫のあじさいに仕上がりました。左奥に散らばっているのは、自宅の階段の照明用に一緒にカットした花びらのピースです。一つのランプに12個の花がつくので、計48ピースの花びらを作ります。カットは楽ですが、量が多いので根気が要る作業です。自宅の階段にも既に完成したものを設置したので、次回はそちらの画像をアップします。
6月1日(水) 今日は映画「バタフライ・エフェクト」を観てきました。月曜に会った友人が勧めていたので、その場にいた別の友人とレディースデーの水曜日に行こうと計画したのですが、今日はレディースデー以前に「映画の日」でした(笑)。サスペンスのネタバレをする訳にはいかないので詳細は書けませんが、とても見応えのある作品でした。見終わったらグッタリしてしまうくらいです。無名の人が書いた脚本のサスペンスが、出来が良くてヒットするという経緯が「ユージュアル・サクペクツ」に似ているなあ、などと思いながら見ていました。見ようかどうか迷っている方は、ぜひ行ってみてください。
歌舞伎町の映画館で見たので、その後その足でコマ劇場の窓口で「We Will Rock You」のチケットを買いました。今月14日に行きます。今月は他にマシュー・ボーンのハイランド・フリング(日本題は死んでも言いたくありません!)とマラーホフの「ラ・バヤデール」「ニーベルングの指輪」を観に行きます。一気に芸術の初夏(?)です。
今はご注文をいただいたあじさいの壁ランプの制作をしています。青みがかった紫色の2種類のガラスを使用します。好きな色なので、作っていてもとても楽しいです。