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工房だより
7月29日(木) ご注文を受けていた雪の結晶のランプのはんだ付けが終わりました。これは商業利用できる市販のデザインです。小さいピースをたくさんカットしてテープを巻かなければならずとても手間と時間が掛かりますが、出来上がりはとてもきれいです。クリスマス向けに、といただいたご注文ですが、今の時期にも涼しげでいいですね。
7月26日(月) 今月はバレエ・ダンス公演に4回も行ってきました。7-8月は欧米の舞台は夏休みに当たるため、日本での引越し公演やカンパニーの枠を離れたプログラムなどが多く組まれます。まずは大人気のマシュー・ボーン演出の舞台Play Without Wordsを観て、次にモナコのモンテカルロバレエの「ロミオとジュリエット」「ラ・ベル(美女)」、パリ・オペラ座バレエのダンサー達によるガラ公演(小作品や全幕もののハイライトだけを上演するもの)に行きました。
その中でもオペラ座の公演、特にモダンの小作品は大変よかったです。モダンは作品の質にばらつきがある上に、見る側の好みや精神状態によっても感動の度合いが異なるため「当たり外れ」が大きいことがあります。前回の公演は、私にとって魅力的な作品やダンサーが見当たらなかったためにちょっと不発な印象でした。
しかし今回はまず出演者がとてもよかった。ローラン・イレールという引退間近の(オペラ座の男性の定年は45歳)ダンサーが出演していたのがなにより嬉しく思いました。彼はとても個性的でちょっと狂気じみた雰囲気を持ち、女性と踊る時はサポートに徹しつつ自分の色もしっかり出す、古典もモダンも「自分の作品」にできてしまう知性もある、ただ単に「上手に踊れる」だけではない素晴らしいダンサーです。シルヴィ・ギエムがオペラ座から英国ロイヤル・バレエに移籍して以来、相手役の男性が彼女の強烈な個性に負けてしまっている物足りなさを感じていたのですが、10年ほど前ガラ公演で久々にかつての同僚のイレールと踊っているのを観て、イレールのギエムに負けない押し出しの良さとやんちゃ小僧のような雰囲気が、ギエムのちょっと不良娘な個性とぴったり合っていてワクワクしたのがいまだにハッキリと思い出せます。
そんな彼が今回はモダンを2作品踊ってくれたのですが、どちらも感情の高まりが手に取るようにわかる、非常に質の高い舞台でした。モダンの小作品はあまりストーリーやテーマを気にせずに自分の感じるままに想像を膨らませていくのが楽しいのですが、表現力のあるダンサーが踊るとこちらの感性も磨かれていくような快感を覚えます。
バレエに限らず舞台はその時にその場にいないと見逃してしまうものなので、とてもいい舞台に出会えたときの喜びはいつまでも記憶に残るほど大きく、その感動を味わいたくてまた劇場に足を運んでしまいます。また仕事をがんばらなくちゃ、という気にもさせてもらえます。
7月21日(水) すっかり更新をお休みしてしまいました。その間ご注文の吊りランプやアリヴェさんからの追加注文の品の制作をしていました。ビーズのランプシェードも一台作りました。最低5台くらい出来上がったら発表するつもりです。
今はご注文の新作ランプの制作をしています。左側のお家のランプ、何と今回は吊りランプバージョンです。屋根に穴が開いているのは配線を通すためです。わかりにくいかもしれませんが、三日月の先から「月の雫」に見立てたビーズを下げてみました。
右はクリスマスツリー、こちらも本来は台座に置いて下から明かりをともすものなのですが、今回は吊りランプにします。枝の先からはビーズを下げる予定です。
パネルの新作をアップしました。小花のランプのご注文をいただいた方から同じデザインでのドアパネルのご依頼もいただいて制作したものです。シンプルで主張しすぎない、いい作品になったと思っています。


7月8日(木) 新作のランプをアップしました。すべて六角ランプです。お客様からのご要望で季節に合わせたデザイン・色合いで制作しました。従来のものよりも細かいデザインになっていて、華やかな印象です。ガラス自体が個性的なので明かりをつけなくてもきれいなのですが、点灯すると印象ががらりと変化するものもあるので、その差も楽しみの一つです。
ギリシア、優勝しましたね。前回の「工房だより」を書いてすぐに、偶然フラットメイトたっだスコットランド人から電話が掛かってきました。「チェコ負けちゃったよー」と言ったら「ギリシアはエリー(フラットメイトのギリシア人)の国なんだから応援しなきゃ」と諭されてしまいました。イギリスではポルトガルに負かされたことが相当ショックだったようで、「ギリシアがんばれ」の気運が広がっていたようです。



7月2日(金) Euroの結果は私の希望と正反対になってしまいました。ポルトガルはまあいいとして、ギリシアがチェコを負かしてしまったのは衝撃でした。録画で見ていてよかったです。ライブだったら早朝5時半に「なにこれー!!!!」と叫んでしまってご近所に大迷惑をかけるところでした。
ギリシアのようにタレントのいないチームが勝つには守備重視で相手の良さを殺しつつ、セットプレーでのワンチャンスに賭ける、というのは当然のこと。それを延長前半で決着するまで延々とやり通した気力は素晴らしい。でもそのようなチームはベスト16か準々決勝くらいで「善戦空しく惜敗」するからこそ感動を与えられるのだと思います。最近の例で言えばEURO96のスコットランド、W杯98年のウルグアイ、02年アイルランドなどがそれです。決勝はやはり「天才」同士の戦いが見たかったというのが本音です。ギリシア、ごめんなさい。
私はチェコをはじめとする旧共産国のチームが好きです。もともと才能あふれた選手が多いし、つらい歴史があるので国旗を背負ったときの気合の入り方が、西欧のチームとは全く違います。でもそれは、戦後まで他国に支配され続けたギリシアも同じなんですよね。留学中のフラットメイトは高校を出たばかりのとても可愛いギリシア人の女の子でしたし、クラスメイトの半分もギリシア人でした。日頃「EUのお荷物国」として馬鹿にされて気の毒だったギリシアにいいことが起こったのだから、喜ばしいことなのですが。負かした相手が他の国だったらよかったのに…。
さて仕事のお話です。今日は京橋に友人のガラス作家さんの個展を見に行きました。お隣のギャラリーではサンドブラストの器の展示があって、そちらでも作家さんと楽しく話に花を咲かせました。ガラス工芸は手間と材料費がとてもかかるでの大変ですよねーと励ましあってきました。その後浅草橋に行き、ビーズをたくさん購入、いよいよビーズのランプシェードの制作を再開させるつもりです。今月中には何とか販売を再開できたらと思っています。ご期待ください。
7月1日(木) 早朝に録画しておいたサッカーヨーロッパ選手権(Euro 04)準決勝ポルトガルvsオランダを見ています。まだ前半、ポルトガルが先制していますがこれからどうなるか、私は決勝でオランダ対チェコを見たいんですけどねー。予選のような超攻撃的な決勝をやってほしいです。決勝ってどうしても慎重に進んでしまいますが、PK決戦だけはやめてほしい。つらすぎます。で、決勝ではチェコが再び3−2で勝利、というのが希望なのですが。ネドベドにタイトルを取らせてあげたい。若いときからずっと、常に技術とやる気を保ち続けているすばらしいアスリートです。前回4年前の決勝はイギリスで見ていました。応援していたイタリアが大どんでん返しでフランスに優勝をさらわれて、でも何となくそれで落ち着くところに落ち着いたような妙な納得感のある結末でした。
さて、チューリップのランプをスタンドにつけました。この木製スタンドはハンズで購入したもので、ステンド専用のものではありません。ステンドのシェードを取り付けるための「ハープ」と呼ばれる金具がないので自分でつけました。柄が親しみやすいかわいいものなので金属製のゴージャスなスタンドにはつけたくなかったのですが、正解だったようです。
16の大きなチューリップもはんだ付けはほぼ終了しました。想像以上の素敵なできばえで、眺めているとニコニコしてしまいます。あと裾にリムという補強用の真鍮をはんだ付けしなければならないのですが、最近ご注文を沢山いただいていて、なかなかこちらまで手が回りません。早く完成してベースに取り付けた姿をご覧いただきたいのですが…。